日本書紀にも登場する古い神社
枚岡神社は、主祭神として天児屋根命(あめのこやねみこと)が祭られています。
「日本書紀」神代巻にその存在は、神事をつかさどる宗源者なりと記されているといわれています。
また大和朝廷の祭司である中臣氏の皇后である比売御神や、中臣氏と非常に縁が深いことで知られている、武藍槌命(たけみかづちのみこと)や、経津主命(ふつぬしのみこと)も、香取・鹿島の神として知られています。
最寄りの牧岡駅からはほぼすぐなので、歩いてもさほどかからないですし、参拝客は駐車場料金無料みたいなので、必要があれば車で行っても良いかもしれないですね。
ただ、駐車場は大体40台だそうなので、混雑時は危ないかもしれないです。
枚岡神社といえばお笑い神事
枚岡神社といえば、やはり有名なのがお笑い神事。
毎年12月の25日前後に行われている神事なのですが、その名のとおり、笑って行われる神事です。
正式名称、注連縄掛神事(しめかけしんじ)と言われていますが、この通称、お笑い神事では、氏子総代が新しい注連縄を整え、掛け替えを行った後に、この神事が行われます。
注連縄、宮司、祭員、参拝客全員のお祓いを行った後に、宮司たちの先導に続き、「あっはっはー」と、まるで大きな声で笑うように、全員で復唱をしていきます。
その後宮司から、笑いにまつわる話を伺い、お話が終わった後は、20分間皆で笑いあって、神事が終了します。
一年を無事に過ごすことが出来た感謝の祈りと、来年も笑顔溢れる一年にするためという意味合いでこうしたお笑い神事が行われるのですが、このお笑い神事にはまり、遠方から神事に参加をする方も珍しくないそうです。
その姿は一見シュールではありますが、皆で笑いあいながら神事を行っていく姿が、なんとも言えない一体感を生み出しています。
思いっきり笑うことで日ごろの嫌なことが何だか吹っ飛んでいく気がしますし、何より、一年の締めを気持ちよく終えることが出来そうな気分になるんですよね…!
私も以前参加したことがありましたが、なんだか楽しい気分になれたのを覚えています。
最初は乗り気ではなくても、なんか自然と笑えて来る神事といえます。
枚岡神社の御利益
枚岡神社では、家内安全や交通安全はもちろん、安産、学業成就など、様々なご利益が期待できることで知られています。
特に交通安全には非常に力を入れていることで知られていますので、日ごろ車を利用する機会が多いという方は、枚岡神社でお参りをするという方も少なくありません。
年始の場合は特に人が込み入りますので、小さなお子様と参拝をされるという方は、お子さんが迷子になってしまわれないように十分注意をするように心がけましょう。