司馬遼太郎記念館

司馬遼太郎記念館の施設概要

司馬遼太郎記念館は、東大阪の観光名所として大人気の施設となっています。
「梟の城」や「龍馬がゆく」といった有名な歴史小説の作者として知られる司馬遼太郎ですが、その生い立ちやどういった環境ですぐれた作品たちが生まれていったかということはファンなら誰しも知りたいと思うところでしょう。

そこで東大阪市にはそんな司馬遼太郎の生涯を詳しく知ることができる展示物をまとめた記念館があります。

司馬遼太郎記念館が作られたのは2001年のことで、もともとは東大阪市の住宅街の一角を使うようにして開館をしました。
これは司馬遼太郎自身の自宅と隣接した土地に作られたものであり、質素なコンクリートの打ちっぱなしという作りでできています。

しかしシンプルながらこの建物のデザインには定評があり、周囲の気候や緑の雑木林、そして大阪の青空の風景と大変にマッチした優れた観光名所としてガイドをされてきています。

司馬遼太郎の小説は、読んだ人に大きな感動を与えるとともにその後の人生に大きな影響を与えてくれるものですが、この司馬遼太郎記念館でもそうした人の心に訴えかけるような感性を大切にしているといいます。

司馬遼太郎ファンでない人にもおすすめ

司馬遼太郎記念館は司馬遼太郎の小説に詳しいコアなファンの方だけでなく、なんとなくその名前を聞いたことがあるというくらいの人でも十分に楽しむことのできる施設になっています。

もともと司馬遼太郎の作品は何度も映画化やドラマ化がされていたりもするので、1つくらいは何か話を見たことがあるということがほとんどではないかと思います。

司馬遼太郎記念館があるのは近鉄奈良線の八戸ノ里駅で、そこから徒歩でたいだい15分くらいで到着をすることができます。
観光をするときには八戸ノ里駅に戻るのではなく、そのまままっすぐ回るようにして隣の河内小阪駅にまでいくと、東大阪の街を軽く探索することができるようになっています。

司馬遼太郎記念館は一見してすぐにそうした施設だとはわかりづらく、普通よりもちょっと豪華な住宅かな?というふうな雰囲気をしています。

施設内のカフェもおすすめ

司馬遼太郎記念館では、内部に軽食をとることができるカフェも併設されています。
生前の司馬遼太郎の使用していた部屋の様子をほとんどそのままに再現されていることから、窓から見える景色は小説を執筆していたときの雰囲気を疑似体験することができるとても雰囲気のよいものとなっています。

庭の木立を眺めながらゆったりとコーヒーを楽しんでいると近所からネコが遊びにきたりといったようなのどかな風景を楽しむことができます。

ぜひ訪れるときには時間をたっぷりととって、リラックスできる気分で利用してみることをおすすめします。