患者さんと一体感?
一体感を感じる東大阪市では、私のように長い間ここに住んでいる人間がけっこう多くなっており、病気になれば病院にも行くという形で生活している状況です。
私はこの町で長い事総合病院に看護師として勤務しているのですけど、来る患者さんには男の看護師と言う事でけっこう珍しがられた時期がありました。
今はこの職場で男も珍しくないので、そういう点から言うとレアな存在だったのかもしれません。
もともと人が多いこの地域では、基本的に患者さんとなる人の数も多く、常連さんから突発的な急患まで、数多くの人たちが訪れています。
特にここの所多くなったのが子供の患者さんで、小児科のある病院がこのあたりには意外とないらしく、すぐにこちらに運ばれてくるのです。
総合病院の毎日は前日の引継ぎと病棟患者さんのケアから始まっています。
私は担当の患者さんの健康状態がどのような物かをチェックし、異常がない事に安堵してから勤務の事を考えるようにしています。
これは、何か考え事をしながら脈をとったり患者さんと接すると、患者さんが発するメッセージを聞き逃したりしていい結果が生まれないという事につながってくるからです。
私の場合は常にそういう雰囲気があるので、まずはしっかりとしたケアをしていく必要性を感じており、じっくりと自分の状況を見据えた上での対応を行っています。
これは精神的な安定をもたらすのにも効果的で、私たちがいつも感じている魅力という面においてもしっかりとしたケアができるようになっています。
患者さんの接し方
患者さんと接しているうちにわかるようになってくる事は意外と多く、その人が何を欲しているのか、自分が何をすればいいのかという事についても真剣に考える機会が生まれてくるのです。
特に人は誰かに自分の状況を伝えたい時には多くのサインを出す物で、私たち看護師はたとえ忙しくてもそのサインを見逃してはならないと常に肝に銘じています。
この感覚は総合病院に勤務する事になった現在でも変わっておらず、自分がいかにして毎日をつつがなく過ごしていくかという点にも関係しているので、そういう点から言ったらかなりの面で日常的な部分を重視している結果につながっているでしょう。
何気なく過ごしていてもやはり病院という場所はめまぐるしい場所であり、特に人が半端ではなくたくさん訪れる総合病院は、それを受け入れられるだけの度量とその他の面での実力が試される場であると認識しています。
それは、ここで扱っている患者さんの種類が多種多様であるという事実と、私たちがいかにしてそれを認識して生きていくかという事を現実的な要素としてとらえ、しっかりとしたビジョンを形作っていくという事を中心にしていく努力をしているからなのです。
私にとってはそれは特別なニュアンスを持った事になっており、実に豊富な経験をさせてくれる場としても大きな役割を果たしているというふうに感じられ、そこから得られる物はとても多いのが理解できます。