庭がない賃貸でも気軽に菜園を楽しめる

家庭菜園というと一戸建て広い庭がないと楽しめないと思われていますが、実際にはそうではなく、賃貸のマンションやアパートであっても気軽にベランダ菜園を楽しみ、また収穫によって食生活をより豊かにしていくことができるのです。
ベランダ菜園は家庭菜園よりももっとコンパクトで、初心者であっても気を張ることなく楽しんで実行できるものです。

ベランダ菜園ではプランターや鉢があればすぐに始めることができますが、初心者の方は特に栽培が簡単な葉物野菜やハーブからチャレンジすると簡単に上手に育てていくことができます。
またプランターや鉢など、いろんな商品が販売されており、ベランダをかわいい感じにしたり、おしゃれ感を出したりするのに活用していくこともできます。

初心者でも簡単に始めるコツとは

ベランダ菜園の初心者にとって作業が難しいと継続してできませんし、上手に野菜などを育てていくこともできないため、簡単にできる方法から行っていくことをお勧めします。
まずは土についてですが、野菜や果物専用として使用される培養土を選択するといいでしょう。
培養土はどこでも土を扱っているお店で販売されているため入手が簡単ですし、またどんな野菜を栽培するときでも利用できるため、万能型の土といっていいでしょう。
また培養土は野菜などを栽培するために必要とされる肥料などがきちんとブレンドされているため、新たに肥料などを購入して混ぜる必要が全くありません。

野菜を栽培するために最も必要なものは水ですが、野菜によって適切に与える水の量は異なっています。
中にはあまり多くの水を与えるとうまく育たない野菜もあるので、その野菜に適した水の量を覚え、毎日与えていくようにしなければなりません。
水やりについては、購入した際の野菜の種の袋に記載されている指示に従えば間違いはありません。
ただ家庭菜園を始める時に水を多く与えてしまうことがあるので、この点には気を付けていくことが必要です。

野菜をよりうまく育てる方法

ベランダ菜園を行っていくうちに雑草取りと間引きについても定期的に行っていくようにすれば、より一層野菜が元気に育っていってくれます。
雑草は野菜を栽培していると周囲から生えてくるので引き抜かなければなりませんが、ホームセンターなどで扱っている培養土を使用して栽培すれば雑草はあまり生えてくることはありません。
雑草取りが面倒な方は培養土を最初から選んで使用すると簡単に野菜の栽培を行っていくことができます。

間引きは野菜を元気に育てていくために必須の作業ですが、これは芽や葉が多くなって混んできたころに行います。
ほかに比べて細長くて高い苗や葉が変形しているものなど、成長の悪い部分を間引くように心掛けると間違いありません。

地震対策は常にしておくことが大切

日本は世界的にも地震が起こる国として知られていますが、それだけに真剣に地震に対して向き合い、万が一の時のために万全な対策を行っておくことが必要になります。
まず地震の時のために非常用持ち出し袋を購入し、その中に欠かせない薬や数日分の水などを入れておくようにしなければなりません。

持ち出し袋の中に必要なアイテムを入れて部屋に置いておけば、万が一の時にそれを持って移動することができるものです。
ただ部屋の中のどこに収納したのかわからないようなことは避け、収納した場所を覚えておくことが大切です。

地震の際にも水は必要不可欠なアイテムであり、長期保存できるペットボトルのミネラルウォーターを持ち出し袋の中に入れておくようにしたいものです。
また缶詰など、長期保存できる食品も同時に入れておくとさらに安心です。こういったアイテムは賞味期限があるため、ある時期になったら消費し、新たに商品を購入して持ち出し袋の中に入れるようにするといいでしょう。

慌てやすい火災に対する対策

火災は思わぬ時に突然発生するため、誰もが慌てたり動揺して間違った行動をとってしまうことが多くあるものです。
それだけに火災が起こる前に正しい知識を頭に入れ、その際にどういった行動をしたらいいのか確認するといいでしょう。

まず消火器の場所を正しく理解し、使用方法を覚えておくことが大切です。
慌てていると消火器の使い方をつい忘れることが多くありますが、そんな時にしっかりと使用方法を頭に叩き込んでおくと冷静に使用することができるものです。

火災では自分では対処できないような状況もあり、そんな場合には消火作業をしないでできる限り早く逃げるようにしなければなりません。
逃げる時には濡らしたハンカチやタオルで口を押え、体を曲げて低い状態で屋外に出るようにすることが大切です。
この行動は実際の火災時にはつい忘れてしまうことがあるのですが、どんな時でもこの方法で実践できるように、日ごろから記憶しておくことが大切です。

台風対策も忘れず行うようにしたい

火災や地震に比べて案外気軽に考えがちなのが台風ですが、台風によって周囲のものが壊れたり、部屋に水が入ったりしてしまうことがあるため、常に被害が起こらないように気を付けることが大切です。
ベランダには大き目な鉢などを置くことが多いものですが、風が強くなると飛んだりして窓が割れることも予想されるものです。
そのため台風が来る際には鉢など、大き目なアイテムは室内に移動させておくと安心です。

断水や停電は地震の時になる可能性がありますが、この時のために非常食を自宅に用意しておくといいでしょう。
また水は最も重要な食糧なので、ミネラルウォーターも同時に何本か自宅に収納しておくとより安心です。