職場結婚も多い

テレビドラマの影響などで、男性看護師の数も増えてきています。
しかしそれでも全体で見れば、8%前後くらいしかいないといいます。
周りは女性だらけなので、男性看護師になるとモテるのではないかといわれることもしばしばです。

個人的な経験をもとにしていえば、女性とコミュニケーションをとる頻度が多くなるので異性とであっても別にビビらなくなりますね。
モテない男性を見てみると、女性と話をすると緊張してしまって、うまく自分を表現できない人も多いようです。
自然体で接することができるので、女性との距離感をうまく詰めていけるような感じがします。

実際男性看護師のうち結婚している人を見ると、9割近い人が女性看護師と結婚しているような感じです。
昼夜関係なく仕事をしていると、なかなか外に出ていくチャンスがありません。
そうなると病院の中の人間関係がより密になるので、職場結婚するパターンもどうしても増えます。

デメリットもある

ただし男性看護師が同僚とお付き合いをする場合には、リスクも伴うことも頭に入れておくべきだと思います。
特に職場で「あいつとあいつが付き合っている」という噂が上ると肩身が狭くなります。

また男性看護師の中には、「自分がモテる」と勘違いしている人もいるようです。
確かに先ほど紹介したように男性看護師はまだ目立つ存在なので、ちやほやされます。
これをモテると思い込んでしまうと、「単なる勘違い男」とみられてしまって、逆に人気のなくなってしまうこともあります。

また女性看護師とお付き合いをしてうまくいっているときはいいかもしれません。
しかしぎくしゃくしているときや別れた後でも、同じ職場だといやでも顔を合わさないといけません。
この時にどうしても気まずい雰囲気になってしまいます。

しかも付き合っているときに回りが知っているとさらにややこしくなります。
腫れ物に触るような扱いになって、職場全体が重苦しい感じになるのです。

女性患者とのお付き合い

よく病気をしているときに看護師に献身的に看病されて、恋愛に発展するというドラマや映画を見かけます。
男性看護師と女性患者ができるということもないわけではありません。

しかし自分やその周りを見ても、男性看護師の方から女性患者に向かってアプローチをかけることは少ないですね。
「美人だな」とか「かわいいな」と思うことは男性である以上、否定はしません。
でも仕事モードに入っているときには、恋愛感情を沸かせている暇がないというのが実際の所です。

女性患者から時折アプローチをもらうことはあります。
病気で弱っているときにやさしくされるとつい…ということなのでしょう。

でも業務中にアプローチをされると、こちらとしてみれば正直困るというのも本音ですね。
どうしても担当しにくくなりますし、仕事モードにも入りにくくなるからです。

病床数の違い

皆さんの近所に「○○病院」とか「○○クリニック」といった看板を掲げて診療している所があるはずです。
いずれも病気やけがの治療をする医療機関であることに違いはないのですが、病院とクリニックにどのような違いがあるのかわからないという人も多いはずです。
病院とクリニックの最大の違いは、病床数の違いです。

医療法という法律があるのですが、その中に病院の定義として20床以上の入院施設のある医療機関と定められています。
つまり入院患者のためのベッド数が20床以上ないと、病院とは名乗れないわけです。

皆さんの近くのクリニックをイメージしてください。
入院施設のない所も多いはずです。

またクリニックの病院との違いの中に、医者でなくても開業できる点が挙げられます。
ですから日本全国のクリニックの中には、市町村や医療法人、社会福祉法人が開設している所も案外多いのです。

スタッフの人数

スタッフの人数に関しても、条件があります。
病院の条件として、医者が3人以上、看護師は患者3人に対して1人以上、薬剤師が1人以上在籍していることが条件といわれます。

一方クリニックの場合、別にスタッフの数に関して決まりはありません。
個人医院もたくさんあって、院長の医者一人ですべての患者の診察を担当しているケースもあるほどです。

病院勤務をしていると、クリニックへ転職したいという看護師も多いです。
先ほども紹介したようにクリニックは入院設備のついていない所が少なくありません。
よって夜勤を担当することがなく、楽に仕事できると思うからです。

確かに昼夜逆転の生活は、体の健康管理をする中ではかなりのハードルです。
日勤だけになれば、生活リズムも取りやすくなります。

しかしクリニックになると、看護師が2~3人程度しかいないという所もざらにあります。
一人で複数の仕事を担当しないといけないので、仕事中はかなり大変という意見もしばしばみられます。
それなりに実務経験のある人でないと、テキパキと仕事をこなせない可能性もあるわけです。

まずはクリニックで診察を

もし病気やけがで診療を受けたいと思ったのであれば、まずは近所のクリニックを訪れてみることです。
そして軽症や大した病気でないのなら、クリニックで治療を受けます。

しかし診察の結果、重大な病気が疑われる場合も出てきます。
その場合には精密検査や手術などの大掛かりな治療が必要になります。
そうなると検査や治療設備がクリニックよりも整った大規模病院を受診すべきです。

この時クリニックの医者は、紹介状というものを作成してくれます。
その中には患者の症状が事細かに書かれているので、同じ検査を病院でまた実施するなどの二度手間が省けるのです。
ですからまずはクリニック、症状が重たければ病院に行くための紹介状を書いてもらいましょう。